日本インテリア学会 第33回大会(関西)
JASIS 2021 KANSAI
ご挨拶
日本インテリア学会 第33回大会(関西)大会長
三好 庸隆
(みよし・つねたか/武庫川女子大学生活環境学部長)
このたび、日本インテリア学会第33回大会(関西)を武庫川女子大学で担当させていただくこととなり、大変光栄です。本学を代表しまして、ひとこと開会のご挨拶をさせていただきます。
本学は2019年に学院創立80周年を迎えることができました。お蔭様で、学部・学科は10学部17学科、短期大学部7学科、大学院7研究科、13の研究所・センターを有する全国最大規模の女子総合大学として発展させることができております。卒業生は19万人を超えるまでになっています。
学部・学科などの拡充に合わせて、毎年のように学舎を充実させて来ています。少しユニークな取組としましては、本学の最寄り駅であります阪神電鉄 鳴尾・武庫川女子大前駅の高架下に本学が投資を行って「武庫女ステーションキャンパス」と言う地域貢献を目的とした施設を開設しています。3棟から構成し、延床面積約1500㎡で、全国的にもこのような施設ははじめてかと思われます。「日本の女子大を更新しよう。」との意気込みで教職一丸となって頑張っているところです。
大会の機会にこのようなキャンパスを、建築・インテリアの視点からぜひご覧いただき、感想・ご意見をいただきたいところですが、コロナ禍の中、今回の大会はオンライン開催となり少しばかり残念に思います。しかし10月23日㈯のオンライン研究発表会に続いて、24日㈰にはオンラインでの本学・石田潤一郎教授によります「阪神間の近代建築」の記念講演、及び同・黒田智子教授によるリモート見学会「甲子園ホテルをめぐるー遠藤新とF.L.ライトー」が企画されています。大会参加の皆様方には、本学での開催の意義・雰囲気を充分に感じていただけることと思います。
ところで、本学には、インテリアを学ぶ学生・関心を寄せる学生が、生活環境学部生活環境学科、建築学部建築学科及び景観建築学科をはじめ大勢おります。そのような学生に、今回の開催が少しでも知的刺激になれば、とも思っています。
最後に、第33回大会が実りあるものとなり、皆様の記憶に残る大会になりますよう、また日本インテリア学会のますますのご発展と会員の皆様のご活躍を祈念し、開会のご挨拶とさせていただきます。